単一選択問題 · #435
カスタマーサポートの責任者が顧客離れの原因を調査するため、今年も契約を更新した既存顧客20社のみを訪問し、全社が満足していると回答したことから、上司に「顧客離れは当社のサービスとは無関係です」と報告しました。この調査の最も大きな問題は何でしょうか?
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解答:C
- A訪問件数が少なすぎる。少なくとも10倍に拡大しないと信頼性がない✗ 誤り。これは「数が代表性を決める」という誤解です。たとえ200社を訪問しても、すべて契約更新企業であれば離脱原因は解明できません。重要なのはサンプルが重要な差異を網羅しているかであり、数ではありません。
- B電話訪問より対面インタビューの方が情報の真実性が高い✗ 誤り。これは問題を手段に帰する誤解です。この設問の欠陥は訪問方法とは無関係で、対面に変えても契約更新企業だけに尋ねる限り、離脱原因は判明しません。
- C契約更新企業のみを訪問し、最も重要な離脱顧客を対象から外している✓ 正解。「顧客がなぜ離れるのか」を調べる際、離脱顧客こそが判断対象の中で最も重要なグループです。残った顧客だけに尋ねると、サンプルは必然的に満足者に偏り、結論は最初からサンプルによって決まってしまいます。
- D顧客は不満でも本音を言わないため、調査自体に意味がない✗ 誤り。これは「調査無用論」です。顧客が完全に正直でなくても調査に価値がないとは言えず、離脱顧客をサンプルに含めれば、問題解決に不可欠な情報が得られます。
解説:サンプル設計の核心は数の多さではなく、判断対象内の重要な差異を網羅できるかどうかです。「顧客がなぜ離れるのか」を帰納するには、離脱顧客を含めることが必須です。契約更新企業だけを訪問するのは、満足している側だけを調査するに等しく、「離脱はサービスと無関係」という結論が出ても不思議ではありませんが、説得力はまったくありません。他の3つの選択肢は、数を盲信する、手段に責任を負わせる、調査自体を否定するという3つの一般的な誤解にそれぞれ対応しており、サンプルが代表性を欠く根本的な欠陥には触れていません。