単一選択問題 · #362
あるチームリーダーが、来期のプロジェクト納品量を20%向上させることを目標に、全週次会議を廃止することを決定しました。その理由は「皆が忙しすぎて、会議は時間の無駄だ」というものでした。社員は当初は気が楽になったものの、1ヶ月後には部門間の連携ミスが頻発し、納品スピードはむしろ低下しました。重要な選択のチェックリストに照らすと、この決定で最も見落とされていた可能性が高いステップはどれか?
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解答:C
- A具体的な目標を明記しておらず、チームが何をすべきか分からなかった✗ 目標は具体的に明記されている(来期の納品量20%向上)ため、このステップの欠落には該当しない。目標が不明確だったと誤って捉えている。
- B現行の手段を列挙せず、毎週の会議開催回数を統計に取っていなかった✗ 週次会議の廃止自体が明確な手段であり、問題は手段を列挙していないことではなく、会議の時間コストだけに着目し、会議が持つ調整価値を見落としていることにある。
- C全コストを計算せず、情報共有や連携コスト増加による長期的な代償を無視していた✓ 会議は確かに時間を要するが、廃止後に連携ミスが発生し納品が遅延したことは、調整コストと長期的な代償の試算漏れを示しており、これが最も的確な評価である。
- Dフィードバックの周期を設定せず、3ヶ月後に効果を評価すべきだった✗ 1ヶ月で明らかな悪影響の兆候が現れており、フィードバック周期が長すぎるのではなく、決定前に代償を試算していなかったことが問題である。3ヶ月待てば損失はさらに拡大する。
解説:リーダーは具体的な目標(納品量20%向上)を持ち、明確な手段(週次会議の廃止)も講じていました。しかし、手段と目標の因果関係が「会議を減らせば作業が増える」と単純化され、会議が担っていた情報共有や問題調整といった暗黙の機能が試算から漏れ、連携ミスや手戻りといった長期的なコストも考慮されていませんでした。したがって、「全コストの計算」というステップに最も合致します。