単一選択問題 · #377
マンションの住民グループで、近所の人が某幼児教育機関を勧めています。「広告では10人の有名人が子どもを通わせていると言っている。これは最高の幼児教育機関だ。我が家も申し込もうと思う。」あなたは決める前にまず確認したいと考えています。以下の証拠のうち、「この機関が最高である」という主張を最も直接的に支持するものはどれか?
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解答:A
- A同じ地域の同種の機関との、講師陣、カリキュラムの効果、安全記録、料金に関する比較データ。✓ 正解。「最高」は比較級の判断であり、同種の比較の観点があって初めて意味を持つ。これは結論を成立させるために必ず補うべき証拠である。
- Bより多くの有名人が子どもを通わせている写真や動画。サンプルが多ければ多いほど結論は信頼できる。✗ 誤り。無関係な次元でサンプルを拡大している。有名人の数がどれだけ多くても「最高かどうか」には答えられず、本質的には著名人効果への訴えに過ぎない。
- C有名人の子どもが長期間通い続け、一度も転校していないという公開記録。保護者の満足度が高いことを示している。✗ 誤り。判断の次元をすり替えている。在籍期間や忠誠度は教育効果の優位性を意味せず、「最高」という比較級の結論を支持できない。
- D有名人が宣伝料を受け取ったかどうかを調査する。受け取っていれば、その機関は実は良くないということになる。✗ 誤り。動機への訴えである。宣伝料の有無から質の良し悪しは推論できず、動機を証拠の代わりにしても結論を裏付けることも反証することもできない。
解説:結論は「この機関が最高である」という比較級の判断であり、証拠は同種の比較の次元に置かれなければならない。有名人の利用は単なる著名人による推薦であり、「最高」との間には関連がない。選択肢Bは人数でサンプルを拡大し、選択肢Cは在籍期間を効果の優位性と取り違えており、いずれも次元を誤っている。選択肢Dは宣伝料から質を推論しており、動機を証拠の代わりにしている。選択肢Aだけが、講師陣、カリキュラムの効果、安全記録、料金について同種の機関との比較データを補っており、結論が証拠から実際に導き出される可能性がある。