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問題集同一律と概念のすり替え

単一選択問題 · #290

振り返り会議で、主管が指摘した:「計画書のいくつかのデータソースが明確に記載されていない。」小李が答えた:「私は改善の方向性を認めていないわけではないが、このような公の場での名指しや、遠慮のない批判の仕方は受け入れられない。」主管が言った:「批判を受け入れないということは、向上したくないということだ。」この主管の反論が犯している論理的誤りはどれか?

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解答:C

  • A「批判の仕方」を「批判の内容」にすり替え、方法の論争で計画書に確かに注記の欠陥があるという事実を回避している✗ 誤り。主管の反論は最初から最後まで批判の内容について論じておらず、その結論は「向上したいかどうか」に置かれている。また、注記に欠陥があるかどうかは前提の真偽の問題であり、前提が真であっても「批判を受け入れない=向上したくない」という置き換えが成立するわけではない。この選択肢の誤解は、前提の真偽と概念の同一性を混同していることにある。
  • B小李は「批判を受け入れない」と「向上したい」を同時に主張しており、判断とその否定が同時に真であるため、同一律ではなく矛盾律に違反している✗ 誤り。小李が否定している対象は「批判の仕方」であり、主管が断定しているのは「向上したくない」である。両者の判断が対象としているものは異なり、同一の意味での断定と否定が同時に真であるとは言えない。誤りの本質は、主管が勝手に「仕方を受け入れない」を「批判を受け入れない」とみなしていることにある。この選択肢の誤解は、概念の不一致による表面的な衝突を矛盾律の問題と誤って判断していることにある。
  • C「この批判の仕方を受け入れない」を「批判を受け入れず、向上したくない」にすり替え、「受け入れない」の対象が批判の表現形式から改善への意欲自体に拡大されている✓ 正しい。小李が疑問視しているのは表現形式に過ぎず、彼は二重否定で改善の方向性を認めていることを明言している。主管は「この表現形式を受け入れない」を「批判を受け入れない」に置き換え、さらに「向上したくない」と結論づけており、その結論は元の発言が支持できる範囲を超えている。核心となる概念が同じ議論の中で密かに置き換えられており、これはまさに同一律への違反である。
  • D「批判の仕方を受け入れない」を「主管個人を認めない」にすり替え、業務上の対立を個人間の対立にエスカレートさせている✗ 誤り。会話の中でどちらの側も問題を主管個人への態度に帰しておらず、主管の結論は「向上の意欲」に関するものであり、人間関係の評価ではない。この選択肢は、概念のすり替えと「心を読むような非難、個人間の対立」を混同し、置き換えの着地点を誤っており、会話に存在しない概念の置き換えを勝手に補っている。
解説:重要なステップ:まず小李の元の発言が否定している対象——批判の表現方法——を特定する。次に主管の結論が対象としているもの——改善への意欲——を見る。両者の対象は異なり、主管の推論は前者を後者に置き換えて初めて成立する。これが概念のすり替えである。これは矛盾律の問題ではない。なぜなら、対象が異なれば同一の意味での断定と否定が同時に真であるとは言えないからである。また、批判の内容が事実かどうか(前提の真偽)とも無関係であり、前提が真でも概念のすり替えは救えない。「個人を対象にした」置き換えは会話の中で発生していない。
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