単一選択問題 · #128
保護者が「子どもが成績を上げるためには、努力が必須だ。だから、努力さえすれば成績は必ず上がる」と述べた。この主張の論理的誤りは何か?
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解答:A
- A必要条件を十分条件と取り違えている✓ 正解。「努力が必須だ」は、努力が成績向上の必要条件であることのみを示す。努力がなければ成績は上がらないが、努力しても方法・基礎・体調などの要因により必ず上がるとは限らない。
- B十分条件を必要条件と取り違えている✗ 誤り。この主張は努力を「それなしでは不可能」という枠を超えて、努力を必要条件から十分条件へと格上げしており、方向が逆である。
- C前件否定の誤謬を犯している✗ 誤り。前件否定の形式は「努力しなければ、成績は必ず上がらない」というものである。この主張にはそのような推論はなく、主な問題は条件の種類の混同である。
- D後件肯定の誤謬を犯している✗ 誤り。後件肯定は「AならばB、Bが成り立つ、ゆえにAが成り立つ」という形式である。この主張にはそのような推論の連鎖は存在しない。
解説:「努力が必須だ」は、努力が成績向上の必要条件であることを表す:成績向上 → 努力。しかし保護者は続けて「努力さえすれば成績は必ず上がる」と述べ、必要条件を十分条件と取り違えている。これはよく見られる誤判断であり、努力は成功の確率を高めるが、成功を保証するものではない。