人身攻撃と動機の詮索
人身攻撃と動機の詮索とは何か
人身攻撃と動機の詮索(Ad Hominem)とは、質問者の人格・身分・動機を攻撃することで、質問そのものに答えない論法です。社員がプロジェクトの進捗を疑問視すると、上司が「君はやる気が足りない」と返す。誰かがカリキュラム編成に疑問を呈すと、「誰かから金をもらっているんじゃないか」と返す。夫婦喧嘩で互いの人格を攻撃し合う。たとえ質問者の動機が怪しく、態度が悪くても、質問自体は正しい可能性がある——意見の正誤は、それを述べた人が誰かとは無関係です。「お前だって遅刻してるじゃないか」(自分も遅刻しているのに、なぜ私を責めるのか)という反論も、問題回避の一種です。
人身攻撃と動機の詮索のよくある間違いと方法
正しい対処法:人格判断と事実判断を分離し、まず意見の妥当性と問題自体を検討し、その後に態度を評価する。誤謬を特定する際は、推論のプロセスを記述し、人にレッテルを貼らないこと。
人身攻撃と動機の詮索の練習問題の出題内容
ある応答が質問に答えているのか、質問者を攻撃しているのかを識別する。「動機が怪しい」ことから「意見が誤り」を導けるかを判断する。論証への批判と人への攻撃を区別する。議論を事実に引き戻す正しい応答を選ぶ。
登録してこの知識ポイントを時間を計って練習全3問 · 10問10分 · 各問に詳細な解説付き