単一選択問題 · #81
家庭でエアコンの買い替えを検討している。妻が「今年は節約しなければならないから、こんなに高価なエアコンを買うべきではない」と言い、夫が「このエアコンは高いけれど、省エネ性能が最高ランクで長期的に電気代が節約できる。それに、今使っているエアコンはもう8年も経って、修理費がどんどんかさむ」と反論した。矛盾律に基づいて分析すると、二人の発言の関係はどのようなものか?
解答と解説を見る
解答:B
- A真の矛盾:妻は節約を主張し、夫は出費を主張しており、同じ条件のもとで両方の判断が同時に成立することはない。✗ 誤り。二人が言う「節約」の範囲が異なる。妻は当面の予算を重視し、夫は長期的な運用コストと旧機種の修理費を考慮しており、同じ基準での矛盾ではない。
- B見かけ上の矛盾:妻は今年のキャッシュフローを気にし、夫は今後数年間の総費用を気にしており、条件が異なるため、両立が可能である。✓ 正しい。これは時間範囲と支出の口径が異なることによる見かけ上の矛盾であり、「節約」の意味と比較する時間範囲を明確にすることが重要である。
- C同一律違反:夫は「節約」の概念をすり替えており、彼の発言は議論に値しない。✗ 誤り。夫は「長期的にはより節約になる」という次元を補足しているだけで、同じ概念の意味をすり替えているわけではない。相手を概念のすり替えと決めつけるのは、条件を確認せずに結論を下すことになる。
- D矛盾は存在しない。節約と出費はそもそも別物であり、条件を確認する必要はない。✗ 誤り。真の矛盾ではないが、「節約」が具体的に何を指すのか(予算の口径、時間範囲、長期的な電気代を含むかどうか)を確認しなければ、一概に関係がないとは言えない。
解説:矛盾かどうかを判断するには、同一の時間、同一の対象、同一の基準に該当するかを確認する必要がある。妻の言う「節約」は主に今年の支出を抑えることであり、夫の言う「節約」は長年の電気代と修理費の比較を考慮したもので、両者の口径は異なり、見かけ上の矛盾であって真の矛盾ではない。正しいアプローチは、省略された時間範囲と費用の口径を明らかにしてから議論することである。