単一選択問題 · #380
運営会議で、主管が次のように報告しました。「新版アプリのリリースから1週間、ユーザーの1日あたり平均利用時間が20分から28分に増加した。これは今回のリニューアルが非常に成功したことを示している。」この結論に対する最も合理的な「他の説明」は次のうちどれか?
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解答:D
- Aリニューアルがどれだけ成功しても、全ユーザーの利用時間が増えることはあり得ない。✗ 誤り:これは絶対的な断言であり、利用時間増加の別の原因を示しておらず、「リニューアル成功」という説明に代わってデータを解釈するものではないため、「他の説明」には該当しない。
- B1日あたり平均利用時間のデータに統計上の定義や集計方法の誤りがある可能性がある。✗ 誤り:これは証拠自体の信頼性を疑問視するもので、論証の3段階チェックの第2段階に相当する。「他の説明」は、証拠が真であるという前提のもとで、結論以外の別の成因を示す必要がある。
- C利用時間が増えたということは、旧版のデザインがまったく価値がなかったことを意味する。✗ 誤り:これは「新版の成功」という問題とは無関係で、主張を極端にしただけで、主管の結論を支持も反論もせず、利用時間がなぜ増えたのかの説明にもなっていない。
- Dちょうど祝日と重なり、ユーザーの自由時間が増えたため、利用時間の増加はリニューアルとは無関係である。✓ 正しい:外部要因(祝日期間の効果)でも利用時間の増加を説明できる。これは、データが真実でもリニューアルの効果とは限らないことを示しており、証拠と結論の間に存在し得る他の説明に該当する。
解説:論証の3段階チェックの第3段階は、証拠が真であっても結論を導き出すのに十分か、他の説明がないかを確認することです。「リリースから1週間がちょうど祝日と重なった」というのは典型的な交絡要因であり、ユーザーの自由時間が増えたことで利用時間が伸びた可能性もあり、利用時間の増加をリニューアルだけに帰属させることはできません。なお、データの信頼性(統計上の定義)を疑問視することは証拠のチェックであり、他の説明を提示することではありません。絶対的な断言や無関係な推論も説明にはなりません。