単一選択問題 · #158
劉部長が提案しました。「昨年の短期プロモーションで売上が20%増加したので、今回も500万円を投じて短期プロモーションを行えば、必ず年間業績を向上させることができる。」ロジックの完全性を検証する5段階のアプローチから見て、この提案に最も欠けているものは何でしょうか?
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解答:D
- A結論の明確化——投資額やプロモーション内容が具体的に示されていない✗ 誤りです。「500万円を投じて短期プロモーションを行う」という結論は具体的であり、結論の明確化は欠けていません。
- B基本原則——プロモーションと売上の関係が説明されていない✗ 誤りです。「短期プロモーションは売上を向上させる」という暗黙の基本原則は存在します。劉部長はこの原則を持っていますが、問題はその原則の適用範囲を検証していないことです。
- C具体的な事実——昨年のプロモーションに関するデータが一切提供されていない✗ 誤りです。問題文には「売上が20%増加した」という事実がすでに示されています。欠けているのは事実ではなく、この事実が持続可能かどうかの検討です。
- D例外と適用範囲——短期プロモーションの効果が一時的な刺激に過ぎず、プロモーション終了後に業績が落ち込む可能性を考慮しておらず、損切りや撤退条件も設定されていない✓ 正解です。短期プロモーションは将来の需要を先取りする可能性があり、年間業績の向上に直結するとは言えません。試験的な実施、観察期間、中止基準の設定が必要です。
解説:劉部長の推論は、典型的な「一度きりの政策的刺激」の適用範囲を検証していないケースです。昨年の短期プロモーションによる20%の売上増加は、将来の需要を先取りした結果である可能性があり、年間業績の向上に自然に結びつくとは限りません。完全性を検証する5段階の最終段階では、どのような状況で提案が適用されないか、または中止すべきかを明記することが求められますが、この提案にはその点が最も欠けています。