単一選択問題 · #808
病院の名簿分類規則には「すべての登録看護師は資格を持つ医療従事者である」と記載されている。事務担当者がシステムを確認したところ、「小林さんは資格を持つ医療従事者である」と表示されていた。主管はすぐに「したがって小林さんは登録看護師である」と結論づけた。この判断にはどのような問題があるのか?
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解答:B
- Aこの推論は成立する。その職種全体が資格を持つなら、資格を持つ人も当然その職種に属するはずだからだ。✗ 一方向のみの分類規則を、逆方向にも使える規則と誤解している。命題の逆は必ずしも真ではない。
- Bその資格を持つのはこの職種だけとは限らず、資格だけでは職業分類を確定できない。✓ 正しい。同一の資格は複数の職業分類が持ちうるため、資格が同じであることは分類が同じであることの証明にならない。
- C問題は、病院の規則にある全称命題自体が成立していない点にあり、判断に使えないことだ。✗ 病院の規則自体は成立しうる。問題は規則の真假ではなく、命題を逆に適用した点にある。
- D問題は、システムの情報源が単一すぎる点にあり、調査サンプルを広げてから判断すべきだ。✗ 情報源やサンプル数は、この二つの情報から職業分類が導けるか否かに影響しない。論理構造の誤りが本質である。
解説:「すべての登録看護師はこの資格を持つ」という全称命題は、登録看護師の側についてのみ述べており、「この資格を持つ者はすべて登録看護師である」とは述べていない。つまり三段論法における媒名辞が周延していないため、推論は成立しない。したがって、システムに表示された資格だけでは小林さんの職業分類を確定できない。資格を持つ医療従事者には医師や薬剤師など他の職業分類も含まれる。